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2018年5月 1日 (火) │ ボイス学生インタビュー:現場を知り、セキュリティの大切さを学ぶ~セキュリティ分野~

加藤花歩さん 慶應義塾大学理工学部情報工学科3年
谷崎恵都さん 東京電機大学未来科学部情報メディア学科3年
津國和泉さん 東京電機大学未来科学部情報メディア学科3年

ーこのコースをどこで知りましたか?

加藤さん:オリエンテーションで行われたenPiTの説明で知りました。
谷崎さん:私もオリエンテーションでした。セキュリティ概論は以前から知っていましたが、先進PBLは先生からの紹介で受講を決めました。
津國さん:3年生の春に先生から案内がありました。セキュリティには興味があったものの、授業は座学中心だったので、自分に向いているかどうかわかりませんでした。そこで、まずは、先進PBL演習を受講してみることにしました。

ー修了テーマについて教えてください

加藤さん:私は「Basic SecCap 8」を選びました。演習は3テーマを選択しました。
谷崎さん:2年の座学でセキュリティ概論の基礎を学び、夏期集中合宿ではネットワーク演習、その後、3年で先進PBL演習を受講しました。
津國さん:2年時のセキュリティ概論は谷崎君と同様です。これ以外には夏季休暇期間中に株式会社ラックのグループワークに参加しました。

ー受講前の期待や不安は?

加藤さん:情報処理技術者試験の勉強をしていた時にセキュリティ分野から多くの問題が出ていることに気づきました。それまでの授業では学ぶ機会も無く、良い機会だと思いました。ただ、メディア系学科でネットワークなど通信に関する知識が不足していて、その点が不安でした。
谷崎さん:大学外の講師による現場の生々しい話に興味がありました。最新の情報はなかなか聞けません。
津國さん:他大学との交流が活発と事前に聞いていたので、その点には期待していました。

ー受講後の感想は?

加藤さん:先の資格試験の勉強を通じて、用語は知っていたものの、その本質を実体験を通じて学べました。以前に比べてセキュリティの用語の意味がわかるようになりました。また、ネットワーク環境の中でどのようなことが起きているのか、セキュリティ業界の方がどのような仕事をしているのかをイメージできるようになりました。
谷崎さん:フォレンジックに関して実際に起きた事件やなりすまし事件などの解説を聞くなど、こういう機会でしか得られない情報を知ることができました。楽しかったですね。
津國さん:グループワークがためになりました。一人では解決できない課題も、メンバーと話し合いながら、お互いに説明しあったり、意見を交わすことで解決策を導き出すことができました。実際に起こった犯罪を議論しながら、被害者にならないよう気を付けようという意識が芽生えました。

ーここが改善ポイント?

加藤さん:話題が多岐に渡り、付いていけない時もありました。また、他大学との遠隔授業では、機材トラブルもありました。
谷崎さん:限られた時間なので、カバーできる範囲も相応なものとなりますが、もう少し踏み込んだ内容でじっくりと勉強したかったですね。試行錯誤を繰り返すことで答えを探し出すような問題は個人的には好きでした。
津國さん:授業の日程が直前で確定したこともあり、予定が立てにくかったです。もう少し早めのアナウンスが欲しいですね。

ー後輩へ一言

加藤さん:後輩には受講を勧めたいですね。ただし現時点では、通信環境の問題、他大学との交流が少ない、受けたい授業が必ずしも受けられるわけではないという点は考慮すべきです。こうした課題はあるものの、やはり受けてよかったと実感しています。もし迷っているならぜひ受講してください。
谷崎さん:もちろん勧めます。セキュリティのことを良く知らずに便利だからという理由でネットを使いすぎてしまっていますが、この授業は知って得する情報が得られます。
津國さん:私も受講を勧めます。セキュリティの知識はネットユーザーには必須と言って良いものです。今回、いろいろな知識を得ましたし、他大学との交流がもっと増えれば、さらに面白い内容になると思います。

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加藤花歩さん 慶應義塾大学理工学部情報工学科3年


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谷崎恵都さん 東京電機大学未来科学部情報メディア学科3年


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津國和泉さん 東京電機大学未来科学部情報メディア学科3年


(取材:2018年2月)